目には見えない体の中の変化を教えてくれる基礎体温

基礎体温でわかる体の変化

女性の体は、一定の周期で分泌されるホルモンのバランスが変化し、月経周期が保たれています。そのホルモンバランスの変化の目安になり、今自分が月経周期のどのあたりにあたるのかを把握できるのが基礎体温です。基礎体温を把握することは、全ての女性にとって自分の体調の変化を知り、心と体の健康をキープすることに役立ちます。

基礎体温は全ての女性の心と体の健康の味方!

【基礎体温の正しい測り方】

基礎体温とは、体を活動させていない基礎代謝のみが影響している状態での体温のこと。そのため、朝目覚めた直後にできるだけ動かず、布団の中で横たわったままの状態で測ります。

  • 基礎体温計を準備する
    基礎体温は、病気の時などに使う一般的は体温計よりもさらに一桁多い小数点第2位まで測定できる基礎体温計を使って測ります。これは、0.1度単位で上下する基礎体温の微妙な変化をしっかりと把握するため。36.50度と36.59度では意味するものが違ってくるのです。基礎体温計はインターネットやドラッグストアなどで手軽に購入できます。
  • 毎朝目覚めた直後に舌下で測る
    目覚めた直後できるだけ動かずに寝たままの状態で基礎体温計をくわえ、舌の裏側に当てて測ります。測定し終わるまでなるべく動かないようにしましょう。
    毎日同じ時間に測るのが理想的です。
    風邪をひいていて熱がある時や前日に飲酒した時、睡眠不足の時などは基礎体温に影響がでます。体温と一緒にそれも記録しておくようにしましょう。

基礎体温計の測り方

  • 基礎体温表をつける
    毎朝はかった基礎体温は、基礎体温表につけてグラフ化することでその変化を把握しやすくなります。インターネットでダウンロードした基礎体温表に手書きでつけることもできますし、最近ではスマートフォンのアプリや基礎体温計そのものにメモリー機能がついていて管理できるものもあります。自分にあった方法で記録をとっていくのがいいでしょう。
    また1日忘れている日があっても、その日は飛ばして記録を続ければ問題ありませんので、あきらめないようにしましょう。

基礎体温表

 

 

【基礎体温で分かるホルモンバランスの変化】

  • ホルモンバランスの変化でみる月経周期の4つの時期
    女性の月経周期は、卵胞期(卵子が卵巣で成熟していく時期)→排卵期(排卵が起きる時期)→黄体期(排卵後に体が妊娠に備える時期)→月経期(生理中の時期)と一定のリズムで変化していきます。
    これは、月経開始後次の排卵に向けて卵胞ホルモン(エストロゲン)の分泌が増加する→排卵すると妊娠に備えて黄体ホルモン(プロゲステロン)の分泌が一気に増える→それらのホルモンの分泌が急激に減り月経が始まる、というホルモンバランスの変化のプロセスによるもの。女性の体は常にこの周期を繰り返しています。
  • 基礎体温表の見方
    正常に月経が起きている場合、基礎体温表は月経期・卵胞期・排卵直前が低温期に、排卵後から黄体期が高温期を示す2相式になります。
    個人差はあるものの、低温期と高温期の差は0.3~0.5度ほどの差が開いており、高温期は14日ほど続くのが理想的といわれています。
    低温期から高温期に移る直前に一層体温がガクッと下がり高温期へと突入、この頃に排卵が起こるとされていますが、人によってこの体温の低下がない人や一気に体温が上がるのではなくゆっくりと上昇する人などさまざまです。
    この基礎体温表をつけることがかえってストレスになってはいけませんので、神経質になりすぎず、あくまでも体調の目安を知るため、というゆったりとした気持ちでのぞみましょう。

生理前にくる高温期

 

【基礎体温を知るメリット】

基礎体温は、妊娠を希望する人が妊娠可能な時期を知るためにつけるものと思われがちですが、自分の体の中で起きている変化を知ることは、全ての女性にとってメリットがあることです。

  • 生理予定日が把握できる
    基礎体温の計測を続けていると、自分がだいたい何日の月経周期かを把握することができるようになります。そのため、おおよその生理が始まる予定日を予想できるのです。これは仕事の予定や旅行などのプライベートな予定を立てる時にとても役立ちます。
    また生理開始日にはガクッと体温が下がるので、当日の朝には「今日生理がくる」ということまでピンポイントで分かります。外出先でうっかり生理が始まって下着を汚してしまう、なんていうことは全くなくなるのです。
    予定日
  • 健康状態をチェックできる
    基礎体温をつけた結果からは、たくさんの自分の体の情報が分かります
    低温期と高温期それぞれの体温、低温期と高温期の体温の差、低温期と高温期の長さ、低温期から高温期に変化する時期、高温期から低温期に変化する時期、低温期と高温期の2相に分かれているか…
    これらからは、毎月きちんと排卵が起きているか、妊娠するための黄体ホルモンがしっかりと分泌されているか、慢性的な体の冷えがないか、ホルモンバランスの乱れがないか、など自分の体の健康状態を読み取ることができます。
    問題なく基礎体温が変化しているかということは、今現在妊娠を希望している人だけでなく、全ての女性の体にとってとても重要なこと。黄体機能不全や卵巣機能不全、無排卵月経など、自覚症状の出にくい女性特有の病気を早期発見することもできます

妊娠

  • 更年期症状が早期発見できる
    年齢を重ねて閉経が近づいてくると、女性の体内で分泌されるホルモンバランスは急激に変化し始めます。冷えやほてり、頭痛などの体調面での不調だけでなく、イライラや憂鬱な気分になるなどの精神面での症状も現れます。
    こういった更年期症状にそれと気づかずに悩まされるのはとてもつらいもの。基礎体温をつけることで、更年期にさしかかっていることをいち早く知ることができます。同じ更年期の症状に悩まされたとしても、心にゆとりをもってこの時期を迎えられたらいいものです。

更年期2

  • ダイエットや美容対策に役立つ
    一般的に、生理開始後7日~14日の卵胞期には女性の体は基礎代謝があがり、新陳代謝が活発になります。ダイエットの効果が最も現れやすく、お肌の状態も安定している時期なのでピーリングやパックなどの積極的な美肌ケアをするのに向いています。
    反対に排卵後から生理開始前の黄体期、生理開始直後はホルモンバランスの劇的な変化によりお肌も体調も敏感で不安定になりやすい時期です。この時期は積極的なダイエットやお肌のお手入れをするよりも、塩分や脂肪分の摂取を控えたりするむくみ対策や、お肌に優しいシンプルなケアをした方がいいといわれています。無理をせずに心と体をリラックスさせることが大事です。

運動する

まとめ

目には見えない体の中の変化を教えてくれる基礎体温。今現在妊娠を希望している人だけでなく、全ての女性が自分のホルモンバランスの変化と上手に付き合い、心と体の両方が健康的なライフスタイルを送るのに役立ちます。是非基礎体温を測ってみて自分の体の声に耳をかたむけてみてはいかがでしょうか。

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