妊娠初期に微熱が出るメカニズムと女性ホルモンの関係

妊娠 熱

妊娠初期に熱が出るのは赤ちゃんからのメッセージです

あれ、なんだか熱っぽいなあ、風邪?そういえば生理が遅れてる、ひょっとして妊娠?慌てて調べたらそうだったという話を聞いたことありませんか。

なぜ妊娠すると微熱が出るのかでしょうか。

実は女性は妊娠していなくとも普段から体温は上がったり下がったりしています。基礎体温をつけたことのある女性ならば知っていることですが、生理から生理までの間、0.3~0.5℃の間で体温が変化しています。これは、女性ホルモンの働きが関係しています。人によって、生理の周期は異なりますが、多くの女性は生理が始まってから二週間ほど低温期があり、間で排卵があり、その後、次の生理まで二週間ほど高温期が続きます。この低温期から排卵までの間分泌されるのが「エストロゲン」という女性ホルモンです。

「エストロゲン」は女性らしさをつくり、妊娠に備えて子宮の内膜を厚くするなどして子宮の調子を整える働きがあります。

妊娠

このホルモンが体温を下げているのです。

この時期は女性にとって体調が良い時期でもあります。排卵から高温期までの間に分泌されるのが「プロゲステロン」という女性ホルモンです。「プロゲステロン」は妊娠を助けるホルモンで、受精卵が子宮内膜に着床しやすい状態に整え、妊娠を継続するために働きます。プロゲステロンの分泌が多い時期に体温が上がります。この時期は腹痛、腰痛、頭痛などの症状があり比較的いらいらすることが多く、辛い時期でもあります。女性の身体はこの二種類のホルモンの入れ替わりを繰り返し、体温が上がったり下がったりしています。

では、妊娠すればどうなるのでしょうか。排卵後、受精した場合この二種類のホルモンのほかに「ヒト絨毛ゴナドトロピン」というホルモンが分泌されます。このホルモンは妊娠に関係するプロゲステロンの分泌をさらに促します。この結果、いつもの高温期よりもさらに体温が1℃くらい上がり熱っぽさを感じるようになるのです。

さらに妊娠とともに体内の血液量が増えますので、通常より多くの血液が体内を巡ることでも体温は少し上がります。微熱が出る時期ですが、だいたいの人が前回の生理から数えて三週間後くらいでしょう。ですから、妊娠の可能性がある女性はこの時期に微熱があれば妊娠を考えるべきでしょう。微熱があり、妊娠を疑ったらすぐに産婦人科を受診することが望ましいのですが、間違っていたら恥ずかしいとか、仕事が忙しく確実でないのにわざわざ時間を取って受診するのは面倒という人もいると思います。そういう場合、薬局で妊娠検査薬を購入して、妊娠をチェックしましょう。

少量の尿を検査薬につけるだけで簡単に調べることができます。妊娠しなければ分泌されないヒト絨毛ゴナドトロピンが出ていれば陽性反応が出ます。妊娠検査薬で陽性反応が出れば、少しでも早く産婦人科を受診して正しい結果を確認しましょう。市販で簡単に購入できる妊娠検査薬は、生理予定日より一週間後からできるものがほとんどですが、生理予定日がだいたいわかるのであれば、生理予定日から結果が判定できるものもあります。生理予定日より結果が判定できる妊娠検査薬は「チェックワンファスト」(調剤薬局のみで販売)、「チェックワンデジタル」(三回分、他のより高め)があります。

少しでも早く妊娠を知りたいなら

一般検査薬ですが「クリアブルー」はヒト絨毛ゴナドトロピンが少量でも反応が出やすので生理予定日より一週間後よりも早い時期に検査できます。心配なら一週間後にもう一度検査するといいでしょう。忙しい毎日を過ごしていると少し微熱があっても安易に風邪薬を飲んでしまうこともあるでしょう。しかし、こうした妊娠による体温上昇のメカニズムを知り、お腹の赤ちゃんの存在に早く気づいてあげ、母子ともに健康で快適な日々を送ることを考えてください。

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